第103回全国高校ラグビー大会は5日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で準決勝が行われる。2大会ぶりに4強入りした神奈川代表の桐蔭学園は大阪桐蔭(大阪第2)と対戦する。試合開始は午後0時45分。
桐蔭は4日、大阪市内のグラウンドで約2時間の練習を行い、守備の動きや準々決勝で反則が重なったプレーを中心に確認した。
藤原秀之監督(55)は「反則が特に多かったので少し修正をかけた」と、タックルの精度や姿勢などを注意深く見直した。
大阪桐蔭とは今季、春の全国選抜大会準々決勝でぶつかり、38―10で快勝した。ただ指揮官は「FWが動けるようになっているし、1サイズ、2サイズくらい大きくなっている」と警戒する。平均体重100キロ超とスケールアップしたFW陣とのせめぎ合いを予想し、「春からどっちが成長しているか。セットプレーは見物」と決戦を見据えた。
陣地を獲得するキックも引き続き重要な選択肢となる。主将のナンバー8城央祐(3年)は「ポゼッションを取りたいので、FB吉田(晃己)の役割は大きい」と期待した。