営業時間外の銭湯を使った大学生による高齢者向けのスマートフォン教室が昨年12月から、鎌倉市内で始まった。市の事業「デイ銭湯」の一環で、多くの高齢者が参加。普段は入浴客でにぎわう銭湯の脱衣場にテーブルといすを置き、若い世代と高齢者の交流の場になっていた。
デイ銭湯は市内に4カ所ある銭湯でそれぞれ月に1度、体操や健康チェック、入浴などを楽しめる事業で、2001年度から始まった。参加費は300円で、65歳以上の市民を対象に午前9時半から正午まで開催されている。
若い世代との交流を通じて高齢者の健康づくりを進めようと、市内を拠点に社会貢献活動に取り組む学生団体「ニューコロンブス」と市が協力。高齢者から要望の多いスマホの使い方教室を新たに企画した。