第103回全国高校ラグビー大会は7日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で神奈川代表の桐蔭学園と福岡代表の東福岡の決勝(試合開始午後2時5分)が行われる。両校の決勝は第90回大会以来、13大会ぶり3度目。
桐蔭は6日、神戸市内のグラウンドで約2時間、パスキャッチの再確認やゲーム形式の練習で最終調整した。準決勝ではパスの乱れが重なった場面もあり、藤原秀之監督(55)は「まずはキャッチからだよと。簡単な練習ですけど、どうしても頭の中で先行してしまっているので」と修正。相手のジャッカルを警戒し、ボールを置く局面も再確認した。
今季、東福岡とは春の全国選抜大会決勝で対戦し、34―19で勝利して4年ぶりの栄冠を手にした。夏合宿での練習試合でも僅差で桐蔭が勝ったが、両チーム中心の編成だった国体準決勝では17―38で敗戦している。
花園の決勝では過去2度対戦し、1敗1分けと未勝利の宿敵。城は「やり抜いて負けてしまったら仕方ないと思えるくらい自分たちが決めたことを完遂したい」と意気込んだ。