相模原市南区出身で、昨年8月から11月にかけて行われた囲碁の第48期名人戦で防衛を果たした芝野虎丸名人(24)に関する展示が、市役所で行われている。タイトル獲得者に贈られる允許(いんきょ)状や対局中の写真などを通して、地元の若き棋士を紹介している。12日まで。
名人は囲碁の七大タイトルの一つ。芝野名人は2019年に初めて獲得し、10代初(19歳11カ月)の七大タイトル保持者となった。22年に再び名人を奪取した後に昨年初防衛し、十段と合わせ二冠を維持した。
展示では、芝野名人が受け取った允許状や、名人戦の対局中の写真、プロフィルなどに加え、防衛を果たした時の盤面を再現して紹介している。市文化振興課は「才能あふれる棋士が本市出身で、若くして活躍している。その結果をご覧いただきたい」と呼びかけている。
市役所本庁舎本館1階ロビーで、開庁時間帯は観覧自由。