プロ野球の新人研修会が12日、東京都内で12球団の選手121人と審判員4人が参加して行われ、横浜DeNAドラフト1位の度会隆輝外野手（ENEOS）らが参加した。
研修会では阪神で通算243セーブを挙げた藤川球児氏が講演し、質疑応答形式でプロでの心構えなどを伝えた。
「度会君は天才的なバッター」
阪神OBの藤川球児さんからの言葉に、横浜DeNAの度会は目を丸くした。
「嫌なのはどんな打者ですか？」といった他球団選手の問いに、日米通算245セーブを挙げたレジェンドは、自身の名前を口にしてくれたのだという。
「すごい驚いたし、自分がずっと見ていた人。褒めてもらえて光栄だった」。度会は舞い上がり、肝心の質問の答えをよく覚えていない。それでも、ヤクルトで活躍した父の博文さんから「今まで対戦した投手の中で真っすぐが一番速く感じた」と聞いていた剛腕の言葉に、自信がついた。