今年の野球殿堂入りが18日、野球殿堂博物館(東京都文京区)で発表され、プレーヤー表彰には横浜ベイスターズで強打の捕手として1998年の日本一に貢献し、中日ドラゴンズで監督も務めた谷繁元信氏(53)と、広島、大リーグ・ヤンキースなどで活躍した黒田博樹氏(48)が選ばれた。ベイスターズ関係者の殿堂入りは35人目。
谷繁氏は1988年のドラフト1位で江の川高(島根県)から大洋ホエールズに入団。高卒1年目から1軍で出場し、98年には38年ぶりの日本一に輝いた。2002年に中日に移籍し、4度のリーグ優勝、07年の日本一にチームを導いた。
13年に通算2000安打を達成。27シーズンで日本記録となる計3021試合に出場した。27季連続本塁打の記録も持つ。通算成績は2108安打、229本塁打、打率2割4分0厘。
谷繁氏は「大変光栄に思うと同時に、まさか自分がという気持ち。微力ではありますが、まだまだ野球界に携わっていければ」と、話した。