自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、坂井学元官房副長官(衆院神奈川5区)ら無派閥議員有志が18日、中堅・若手を主なメンバーとする「無派閥情報交換会」を立ち上げた。派閥解消を含め「政治とカネ」の問題などを議論し、無派閥議員の発信力を高める狙い。19日にも約20人が集まり初会合を開催する。
国会内で18日開いた発起人会合は冒頭のみ記者団に公開され、石破茂元幹事長の側近に当たる赤沢亮正財務副大臣は「『政治とカネ』の問題は派閥のせいだけにしていい問題ではない。無派閥の私たちが声を上げないから派閥の弊害が増長する側面もある」と述べ、「党全体を動かし政策を実現していく」と強調した。