自民党の坂井学元官房副長官(衆院神奈川5区)ら無派閥議員有志19人が発起人となった互助組織「無派閥情報交換会」の初会合が19日、国会内で開かれた。岸田文雄首相が岸田派(宏池会)を解散する意向を表明したことを歓迎。無派閥議員の発信力を高め「国家国民のためになる政策を打ち出していく」と決意を示した。
会合の冒頭が記者団に公開され、石破茂元幹事長の側近に当たる赤沢亮正財務副大臣は、首相の岸田派解散の意向に触れ「相当な覚悟、本気が見えた。敬意を払いたい」と述べた上で、「他の派閥はどうするんだという問題は残っている」と指摘。党内情勢がめまぐるしく変化する中、「閣僚経験や党幹部経験がない無派閥であれば、自由に出入りができる」と会の存在感をアピールした。