J1横浜Mは20日、DF角田涼太朗(24)がイングランド2部のカーディフに完全移籍すると発表した。今季はベルギー1部のコルトレイクに期限付き移籍する。横浜Mを通じ、「F・マリノスでプレーした自信と誇りを胸に、より大きな選手となって再会できるよう、世界の舞台で力強く羽ばたいてきます」などとコメントした。
埼玉県出身の角田は左利きのセンターバック。筑波大4年時の2021年夏に横浜Mとプロ契約し、球際の強さや攻撃の起点となる鋭い縦パスを武器に台頭した。昨季は相次ぐけがに悩まされながらもリーグ16試合に出場し、辞退したものの3月には日本代表にも初選出された。
かねて海外志向を抱いていたが、「けがを繰り返し、なかなか貢献できずにチームを離れることは心苦しく、決断にブレーキを掛けていた」と心情を吐露。「全ての出来事が宝物。トリコロールのユニホームを着てピッチに立つためならどうなっても良いと本気で思えるチームに出合えたことを心から誇りに思っている」とつづった。