生物と自然について考える講演会「発見!三浦半島の生物と豊かな自然~“ざんねんないきもの”から身近な自然まで~」が20日、神奈川県横須賀市文化会館(同市深田台)で開かれた。動物学者が生き物の意外な一面や自然観察のこつなどを紹介した。
あまり知られていない生き物の生態をあえて「残念」という言葉を使って紹介し、子どもに大人気の本「ざんねんないきもの辞典」シリーズを監修している動物学者・今泉忠明さんが講師を務めた。親子連れら約200人が参加した。市の主催。
今泉さんは、ダンゴムシの迷路実験やアリの習性について説明した上で、「通常の動きと違ったり、働かなかったりする個体がいる。こうした変わり者が実は大事。新たな発見をすることがある」と話した。