少子高齢化や運転手不足の中、持続可能な公共交通を目指し、神奈川県平塚市や神奈川中央交通などが22日からJR平塚駅南口エリアで自動運転バスの実証実験を行う。19日には実験に参加する6者が連携協定を結び、関係者向けの試乗会が行われた。
自動運転バスへの取り組みは昨春に市や神奈中など5者で連携協定を結び、実験準備を進めてきた。今回、いすゞ自動車が実験用のバスを開発し、プロジェクトに加わったのを機に改めて6者連携協定を結ぶことになった。
同市内のホテルで行われた締結式で落合克宏市長は「市内で自動運転バスの運行が始まり、市民の移動手段の確保につながればいい」と期待を寄せた。神奈中の今井雅之社長も「全国のモデルケースとなるよう、平塚モデルの構築を進めたい」と意気込んだ。