鎌倉学園硬式野球部の100周年記念祝賀会が21日、横浜市中区のホテルで開催された。
同部は1921年創部。これまで春の選抜大会に2度出場し、夏の神奈川大会決勝に6度進出。ともにベイスターズで活躍した若田部健一さん、長田秀一郎さんら7人のプロ野球選手も輩出している。新型コロナウイルスの影響で自粛していた祝賀会がようやく開催され、OBや後援会など約200人が祝った。
会場には歴代のユニホームや部員の名前、写真などが張り出された。長らく監督を務めた武田隆・現副校長が「名門と言われているが、大きな宿題が夏の甲子園出場。何とか頑張って、重い扉を開けて欲しい」とあいさつ。竹内智一監督は「選手一人一人に全力で関わり、頑張ります」と応じた。
西武2軍投手コーチを務める長田さんは自身の高校時代の写真を見て、「小さなブルペンで投げていた記憶がよみがえる」。今季、ソフトバンクの1軍投手コーチに復帰した若田部さんは「鎌倉学園OBとして野球界を盛り上げていきたい。高校時代は、ピッチングについて何も言われなかったのが良かった」と会場を笑わせた。
最後は参加者全員が肩を組み、伝統の応援歌と校歌を熱唱。悲願の夏の甲子園出場に向けて、現役生への寄せ書きなども集められた。