先輩から苦手の捕球技術を盗み、1軍定着へ―。横浜DeNAの2年目、松尾汐恩捕手(19)は、年明けから京都府内で戸柱恭孝捕手(33)と合同自主トレーニングに励んだ。22日には横須賀市の球団施設「DOCK」で汗を流し、「学ぶことが多かった。自分に自信のついた自主トレになった」と充実感をにじませた。
自主トレは朝6時半に起床。朝食後にすぐにウエイトトレーニングで体を鍛え、守備練習では一日約300球、マシンの球を受けた。「最初は痛すぎた」と手の皮膚が割れるほどだったという。
序盤に戸柱から「笑われた」という捕球は、最終日に「全然違う」との評価に変わった。自身でも「感覚も以前と全く違う」。1年目の昨季にファームで打率2割7分7厘(リーグ5位)、チーム最多タイの7本塁打をマークした打撃に加え、守備面でも手応えを口にする。