市民のアイデアをまちづくりに生かす「ヨコハマ市民まち普請事業」の2次コンテストが28日、横浜市役所で開かれ、多世代交流拠点の整備などを提案した2団体が選ばれた。市から最大500万円の助成を受けて、2024年度に構想を具体化させる。
2次コンテストには、昨年7月の1次審査を通過した4団体が参加した。各団体は、専門家の助言を受けて再考を重ねた事業内容や収支の見通しをそれぞれ10分間で発表。大学教授らで構成する審査委員7人から質問や指摘を受けた。
中区・本牧の住宅街にある古民家を改装し、多世代の居場所づくりに取り組んでいる「HOMMOKUもくりプロジェクト実行委員会」は、地元住民の立ち寄りを促す看板の設置やスロープの整備を提案。今後の展開に対する期待を集め、審査で満票を獲得した。
同実行委代表の今関喜代子さん(67)は「ほっと一息つきたい方が気軽に足を運べる場所にしたい」と話した。