国会は1日から参院で代表質問が始まった。立憲民主党の水岡俊一氏は自民党派閥の裏金事件を巡り「解明と再発防止策を協議する特別委員会を国会に設けよ」と要請。岸田文雄首相(自民党総裁)は「議論の場が設けられた場合は党とし積極的に議論に貢献していく」と設置の可能性を示唆した。
水岡氏は2021年1月の新型コロナウイルス禍に銀座で飲酒したことを巡り、当時の松本純国対委員長代理(衆院神奈川1区)ら自民3議員が離党勧告を受けたことを引用。「安倍派幹部の方がよほど悪質だ。それなのに離党もせず除名もされない。自民への信頼は揺らいでいるのではなく崩壊したのだ」と断じた。
特別委を巡っては自民の政治刷新本部について「党内協議にとどまり、法制度など抜本的な改革はできない。解決すべき問題は派閥ではなく裏金」と指摘。「本気で改革を行うというのであれば他党にも協力を求めるべきだ」と提案した。