藤沢駅周辺地区再整備事業を巡り、神奈川県藤沢市は2日の市議会特別委員会で、「湘南の玄関口」の特性を踏まえたエリアデザインコンセプトを公表した。コンセプトは「まちや人をつむぐ」とし、まちや人の多様性に着眼し、安全性や機能性を重視する。海をはじめとした豊かな自然の要素なども取り入れる。
市は2022年度、同駅前街区のデザインコンセプトと、拡幅する南北自由通路の新たなデザインを検討するため、建築や色彩の専門家で構成する「藤沢駅前街区エリアデザイン会議」を設置。慶応大学環境情報学部の石川初教授を議長にこれまで6回開催し、公共・民間施設のデザインのあり方を検討してきた。