日産カップ争奪第50回神奈川県少年少女サッカー選手権(県サッカー協会・神奈川新聞社主催、日産自動車特別協賛、日産神奈川グループ・横浜マリノス協賛)中央大会第2日は4日、綾瀬スポーツ公園多目的広場など4会場で高学年の部1、2回戦が行われ、ベスト8が決まった。
荻野サッカー少年団(厚木)はSCHFC(横浜)との2回戦で2―2からのPK戦を3―2で制して8強入り。YSGEM(小田原)も2試合連続でPK戦をものにした。バディーSC(横浜)、横浜F・マリノスプライマリー(同)は大勝で準々決勝に駒を進めた。
◆2戦連続PK勝ち「この勝ち方は勢い出る」
荻野サッカー少年団は2戦連続でPK戦を制して8強入り。2回戦で2ゴールのFW岩本は「すごくうれしい。この勝ち方は勢いが出る」と拳を握った。
前半終了間際にカウンターから鮮やかな先制弾をたたき込むと、同点とされた直後の後半には右クロスに滑り込み、一時勝ち越しとなる一撃。「ゴールは狙い通り。球際とスペースへの動きを意識している。練習してきたことが生きた」と手応えを口にした。
8強進出の瞬間には涙するチームメートの姿も。アルゼンチン代表のメッシに憧れを抱くストライカーは「次も勝って優勝したい」と熱い抱擁を繰り返していた。