横浜・みなとみらい21(MM21)地区のライブ専用施設「Kアリーナ横浜」の開発を主導したケン・コーポレーション(東京都)が、隣接地でホテルやオフィス、ミュージアム、専門学校などの大規模複合開発を手がける見通しとなった。2029年2月までの完成を目指す。MM21地区の「ラストピース」と呼ばれるエリアの計画が固まり、用途が決まっていない土地は残り1%余りとなった。
開発予定地の60、61街区(約2万3千平方メートル)を所有する横浜市が5日、発表した。場所は横浜駅とみなとみらい線新高島駅の徒歩圏にあり、Kアリーナや「ヒルトン横浜」などが立ち並ぶ街区「ミュージックテラス」と隣り合っている。
市は一帯の機能を「観光・エンターテインメント」と位置付け、昨年4月に開発事業者の公募を開始。寄せられた3件のうち、ケン社を代表とする4社グループのプランを選んだ。正式な契約後、土地を約220億4千万円(1平方メートル当たり約95万円)で売却する。