神奈川県内有数の梅の産地として知られる曽我梅林(小田原市曽我別所)で早咲きの梅が見頃を迎えている。一足早い春を告げる紅白の梅が雪化粧をした富士山を彩っている。
曽我梅林は戦国時代に小田原北条氏が実を兵糧として栽培したのが始まりとされ、現在は約3万5千株が植えられている。恒例の小田原梅まつりも29日まで開催されており、多くの観光客が富士山と梅の競演をカメラに収めていた。
曽我別所梅まつり観光協会によると、早咲きの十郎が満開で南高も七分咲きという。同協会担当者は「早咲きが散り始め、遅咲きの白加賀はこれから咲き始めるので、今週末から来週にかけてが一番の見頃になるのでは」と話している。