国内サッカーシーズンの幕開けを告げる富士フイルム・スーパーカップは17日午後1時35分から東京・国立競技場で行われ、昨季天皇杯全日本選手権を制した川崎とJ1王者の神戸が対戦する。16日にオンライン会見した川崎の鬼木監督は「神戸はJリーグで一番力のあるチーム。パワー、強度はACL以上だと思う。とにかく一丸となってタイトルを取りたい」と力を込めた。
川崎は2年ぶり5度目の出場。13日に中国で戦ったアジア・チャンピオンズリーグから中3日の連戦で、指揮官は選手の入れ替えについて「今回は大幅に考えている」と明かした。
プロ入りから10年半プレーしたオランダを離れて今季加入したDFファンウェルメスケルケンは13日の山東戦はベンチスタート。主戦場の右DFで起用されるとみられ、「サイドバックはいろいろなタスクが求められる。攻撃では潤滑油的な存在になれれば」とイメージを膨らませた。
所属選手の約3分の1が入れ替わった川崎でも、海外移籍した山根の穴を埋める存在として期待が高い。経験豊富な29歳は「今シーズン最初のタイトルを得られるチャンスが目の前にある。120パーセント(の力)で良い試合をしてタイトルを取って帰りたい」と意気込んだ。