「富士山の日」の23日、富士急行グループの「箱根遊船」(箱根町元箱根)が箱根・芦ノ湖の遊覧船「SORAKAZE」の運航を開始する。30年以上運航していた「はこね丸」を大幅にリニューアルし、新たな装いで湖上観光を盛り上げる。
船は全長27.5メートル。「芦ノ湖に浮かぶ緑の公園」をコンセプトに、無機質な空間だった屋外デッキに天然芝を敷き詰め、春には船尾に天然のツタをはわせる。船体外側には芦ノ湖のシンボルである箱根神社の水中鳥居にちなんで赤い水引のオブジェを飾り、船内から見える富士山の眺望と調和した「和」の外装を施した。
乗客は船内外に設置されたブランコ風ベンチやハンギングチェア、畳の小上がりスペースなどから好きな座席を選び、緑に囲まれた非日常な船旅を楽しめる。