野村不動産(東京都)は、川崎市多摩区の小田急線向ケ丘遊園駅近くで進めている住宅・商業複合開発の商業施設棟「クロス向ケ丘」を4月5日に開業すると発表した。
同開発は商業と住宅部分合わせ、敷地面積計1万1千平方メートル超の大型プロジェクト。小田急線駅近での同規模の複合開発は、2012年以降なかったという。
商業施設は3階建てで、駐車場も設置する。同地で長年愛されたダイエーが運営するスーパーを中心に、100円ショップ「セリア」や大手ハンバーガーチェーンの「モスバーガー」、家電大手ノジマなど14店舗が出店。今月末の竣工を予定している。
住宅部分のマンション「プラウド向ケ丘遊園」の竣工は3月上旬、入居開始は7月中旬を予定する。地上6階建てで、総戸数は168戸。同社によると現在、140戸超で申し込みがあるとし、まもなく完売するという。
クロス向ケ丘は、向ケ丘遊園駅から徒歩4分の「ダイエー向ケ丘店」の跡地に建設。快適な生活を送ることをコンセプトに、緑を意識した景観を活かしながら、地域住民が集い楽しめる施設を目指している。