神奈川県内公立高校入試のインターネット出願システムで入学検定料などの二重納付が起きた問題で、システムのプログラムの不具合が要因の一つだったことが21日、分かった。
県教育委員会が同日、発表した。既に返金などの対応は完了した。28日の合格発表後に入学料の納付が控えるが、不具合も解消されたという。
県教委高校教育課によると、収納代行会社から送られた、暗号化された支払い情報を処理する際、「事前に予見するのは難しい不具合」(同課)が起き、二重納付につながった。正常に作動しなかった場合のシステムの備えが不十分だった。
システムを巡っては、志願者に案内メールが届かないなど、導入初年度にトラブルが続発している。