J1横浜Mは23日、横須賀市久里浜のF・マリノススポーツパークで、東京Vとの開幕戦(25日午後2時・国立)に向けた全体練習を公開した。リーグ初采配となるハリー・キューウェル監督(45)は「楽しみな気持ちでいっぱい。すごく重要なゲームになってくるので、選手たちがいいスタートを切れるように準備したい」と意気込みを語った。
21日にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)でクラブ史上初となる8強進出を決め、ムードは上り調子だ。延長後半まで120分間の激闘とあって、出場時間の長かった選手は別メニュー調整。中3日での開幕戦はコンディション面での懸念もあるが、「メディカルチームには素晴らしいメンバーがそろっているし、一人一人しっかりとした準備ができている」と強調する。
対する東京VはJ2からの昇格組とあって、「昇格してきたチームは向かってくる姿勢を保ちながら臨んでくるし、タフになると思う。しっかりとした気持ちを持っていないと戦えない」と指揮官。歴史のあるカードと伝え聞いているとし、「注目されると思うが、力みすぎると空回りする。やってきたことを信じてスタイルを貫くことが大事」と語った。
新監督は「一つでも気を抜けば相手に食われる難しいリーグだと思っている」と、来る戦いへの覚悟を口にし、「どのように準備し最高の状態で開幕を迎えるか。情熱を持って戦いたい」と誓った。