新紙幣の発行を7月に控え、日銀横浜支店が親子向けの見学会を4月に開く。「課外授業」になぞらえ、紙幣について幅広く紹介する。
新紙幣の見本券を公開するほか、日銀の仕事や偽造防止の技術を解説する。1億円の模擬券もあり、持ち上げて重さ(約10キロ)を体験できる。
キャッシュレス化の進展で「改刷は必要?」という疑問も子どもから寄せられているという。東日本大震災の津波や火災で傷み、日銀が引き替えた現金は半年で33億円に達し、被災者の生活再建に役立てられた。こうした事例も紹介し、「現金の必要性を伝えたい」(総務課)としている。
見学会は4月3、4の両日で、ともに午前10時からと午後1時半からの2回。各回1時間15分で20人までの先着順。対象は小学4年から6年生まで。保護者1人が付き添える。
申し込みはメール(yokohama@boj.or.jp)で。締め切りは3月20日。問い合わせは、同支店総務課電話045(661)8128。