サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は13日、東地区の準々決勝第2戦が行われ、J1横浜Mは本拠地横浜国際総合競技場に山東(中国)を迎える(試合開始午後7時)。引き分けでも突破が決まる状況だが、12日に前日会見に臨んだDF永戸勝也(29)は「簡単な試合にはならない。次のステージに進むために100%でやり切ることがマスト」と、緩みを見せなかった。
アウェーでの第1戦は2―1で先勝しているが、油断できない相手だ。決勝トーナメント1回戦では同じく1点リードしてホームに迎えた川崎が2―4で敗れている。
「数多くコントロールする場面が川崎にはあったが、チャンスを与えた瞬間に山東の強みが出てしまう」とキューウェル監督。「スタートから最後の笛が鳴るまで集中を切らさずにやることが大事」と強調した。
序盤から激しいせめぎ合いが予想される中、「ボールを持てるシーンが多いと思うので、しっかりとコントロールして攻撃を活性化したい」と永戸。守備面ではロングボールの対応に重きを置き、強力な前線を封じる構えだ。
昨秋の大けがから復帰し、すでにACL2試合に出場。クラブ史上初の4強入りを懸けた決戦へ、「間違いなくけがしてから一番いい状態。恐れることなくプレーしたい」と意欲を示した。