J2横浜FCは16日、アウェー栃木戦(午後2時・カンセキ)で連勝を狙う。注目は前節の山形戦でピンチの芽をことごとくつぶし、快勝を呼び込んだMFユーリ・ララ(29)。古巣との対戦に向け「日本で初めてキャリアを開いたチーム。感謝を示すためにもいいプレーがしたい」と、心を躍らせている。
ポイントはロングボールへの対応とみる。「栃木はハイボールをうまく使ってどのエリアからでもゴールに結びつくシーンがある」。山口との開幕戦でも苦しんだだけに対策は練り上げてきた。
「ラインの高さ設定というより、どれだけコンパクトさを保てるかというのが鍵になる」とし、重視するのはセカンドボールへの対応。「最初の競り合いも重要になるが、コンパクトに保てれば球際で負けたとしても拾えて試合をコントロールできるようになる」
栃木には2019年に所属。日本で初めて暮らした土地だから思い入れはひとしおだ。中盤のダイナモは「自然が多く、街にもクラブにもいい思い出がある。感謝を表現し、横浜でしっかりと戦っているということを示したい」と意気込んだ。