自民党の島村大参院議員=享年63=の急逝により半年以上にわたって空席になっている党横浜市連会長に、同市議の佐藤茂氏(69)=旭区、当選10回=が内定したことが16日、分かった。
会長は菅義偉前首相(衆院神奈川2区)ら国会議員が長く務めてきたため、市議が就くのは27年ぶり。来年夏には任期満了に伴う市長選を控え、自民の動向が注目される中で陣頭指揮を担う。
関係者によると、同日に会長の選考委員会が市内で開かれ、佐藤氏の就任が内定した。24日の議員総会で正式に決定する見通し。
任期は島村氏の残任期間に当たる来年6月まで。市議が会長を務めるのは、1995~97年の故・鈴木正之氏以来となる。
佐藤氏は衆院議員秘書を経て91年の市議選で初当選。市会議長や市連幹事長、同会長代行などを歴任した。