神奈川県綾瀬市の古塩政由市長(72)は21日、市内で会見し、7月の市長選に出馬せず、今期限りで引退すると表明した。2期目の古塩氏は「70代に入り、ハードな仕事をこなしていく気力・体力に自信がなくなった。行政マンとして十分に仕事をやれたが、政治家として落第だったかもしれない」と理由を述べた。後継指名はしないという。
古塩氏が公約の柱に掲げた道の駅整備については「やり残した仕事の一つ」とした上で、「綾瀬にとって必要な地域振興施設であり、引き継いでくれる候補者が出てくれることを期待している」と話した。