川崎市は、本年度の「都市イメージ調査」の結果をまとめた。市が今年、市制100周年を迎えることについて「知っている」と回答した市民は50.6%だった。市は「周知は一定程度進んだ。さらに認知度を上げたい」としている。
調査は昨年12月、川崎市民のほか東京、千葉、埼玉を含めた15歳以上の住民から無作為抽出した計4千人を対象にした。
市制100周年について知らなかった市民も含め、どう感じているかとの問いには、「誇りに思う」と回答したのは38.5%と最も多く、「市や地域のことを知りたい」が29.5%、「記念イベントに参加したい」が19.7%と続いた。
また、市制100周年について知っている市民は、知らない市民と比べて地域への誇りや愛着を意味する「シビックプライド」が高い傾向にあることが分かった。認知手段は、市政だよりや市内のポスター・のぼり旗、市のホームページが多かった。
川崎市民の半数が知っている一方で、同市以外の住民で知っているのは14.3%にとどまった。
市の担当者は「川崎市民に知ってもらうことが重要。記念事業を通じて認知度を高め、市民のシビックプライドの醸成につなげたい」と話している。