一般ドライバーが自家用車を使い有償で客を運ぶ「ライドシェア」を巡り、三浦市での導入を目指す市や神奈川県、タクシー事業者らで構成する市地域公共交通会議は26日、第2回会合を開き、実証実験の実施に向けた協議を終えた。これを受け同会議は同日、関東運輸局神奈川運輸支局長宛てにライドシェア登録に必要な書類を提出した。
会議終了後、三浦市の吉田英男市長は「夜間のタクシー不足は長年の課題。4月中に実証実験をスタートさせ、本格実施につなげたい」と意欲を示した。
会合では、前回会議で示された方針を基に、実証実験の内容が固まった。午後7時~翌日午前1時の時間帯で運行し、三浦市内が出発地なら到着地は市外でも可能とする。料金はタクシーと同額。試算では、午後10時以降に三崎港から三崎口駅(約6キロ)まで利用すると4340円になる。