河野太郎デジタル相(衆院神奈川15区)は26日の衆院地域活性化・こども政策・デジタル社会形成特別委員会で、再生可能エネルギーの普及に向けた規制改革を議論する内閣府の会議の資料に中国国営企業のロゴが埋め込まれていた問題に関し「所管外だ」との答弁を5回繰り返した。同日の閣議後のオンライン会見では「いろいろとお騒がせをして申し訳ない」と陳謝しており、立憲民主党の中谷一馬氏(比例南関東)ら野党議員は「国会で説明責任を果たしていない」と反発した。
内閣府によると、再エネ導入の障壁となる規制改革などを検討する会議で、資料の一部に中国国営の電力会社「国家電網」のロゴや名前の透かしが入っていた。資料は公益財団法人「自然エネルギー財団」が提出し、外部からの指摘で発覚した。