J1川崎のFW遠野大弥(25)が次節FC東京戦(30日・U等々力)で今季初先発の座を狙っている。前節で退場処分を受けたマルシーニョの出場停止により巡ってきた好機。「チャンスをものにできるかは自分次第。期待に応えるために結果を出すことが求められる」と意気込んでいる。
2ボランチの新布陣を試した26日の全体練習では前線の左に入ってプレー。サイドバックの三浦と連係して敵陣深くに進入する攻めにも手応えを得ている。
開幕前のキャンプで好アピールを続けていたものの、1月下旬の練習試合で右肩を脱臼。2月下旬に復帰し、リーグ戦ではベンチスタートが続いている。現在は負傷前の状態に戻りつつあり、「もう80から100(㌫)の間ぐらいになってきた。あのけががあって良かったと思えるように、次の試合も気負わず自分らしくやっていけたら」と語った。
今季ホーム初勝利が懸かった大事な一戦だ。停滞気味のチームでは自身の持ち味の思い切りの良いプレーも求められる。「3連敗しているけれど、気にせずどんどん前から仕掛ける。前半から(試合を)決めにいく気持ちで戦う」と必勝を期した。