前節3位に浮上したJ2横浜FCは27日、横浜市保土ケ谷区のLEOCトレーニングセンターで全体練習を公開した。期限付き移籍したFW高橋利樹(26)が合流。四方田修平監督(51)は過去2年の対戦経験から特徴は把握できているとし、「うちのやり方にも十分順応していける。彼の強さやハードワークできるところは十分力になってもらえるんじゃないか」と期待を寄せた。
左膝を痛めたFW森の離脱が長期化する見通しを示した上で、指揮官は「フロントが早く、いい補強をしてくれた」と高橋について言及。コンディションも問題はなさそうで、「実際に入ってみて本人も気付くことはあるだろうし、こちらのイメージとの差も少しはあると思う。そこを日々埋めながらやっていきたい」と語った。
前節は数的有利での戦いとはいえ、4―0の大勝で雰囲気は良好だ。「試合ごとに課題を改善していく流れができている。もちろんどの試合も勝ちたかったなと思うが少しずつ成長できている」と四方田監督。特にFW桜川に初ゴールが生まれたのは明るい材料と言える。
前節2ゴールの伊藤も含め前線の好調ぶりもあってか指揮官の口ぶりはすこぶる滑らか。ただ、30日の仙台戦から再び3連戦に突入し、首位岡山戦も控えるだけに、ここが正念場だ。
「勝ち負け関係なしにまだまだ修正しなきゃいけない部分があるという話はミーティングでもした。謙虚に行こうよと」。時折笑みを浮かべつつも緩みはなし。3位浮上にも、「逆に言うと、上に2チームいる。どうやってはい上がっていくのかっていうのを、まず考えることが大事」と戒めていた。