神奈川県厚木市飯山地区で30日から4月7日まで「第60回あつぎ飯山桜まつり」が開かれる。清川村宮ケ瀬でも4月1日から7日まで「第17回宮ケ瀬桜まつり」が開催される。ただ今年は雨の多い天候が続いているため平年よりソメイヨシノの開花が遅く、関係者をやきもきさせている。
横浜のソメイヨシノの開花は平年3月25日。ここ数年は平年よりも早い開花が続き、昨年は観測史上最も早い3月15日だった。
飯山地区や宮ケ瀬地区の桜は、このところの不順な天候などで開花が進んでおらず、まつり関係者からは「早く咲いてくれないか」と祈るような声が上がる。
新型コロナウイルス禍などの影響で5年ぶりに開催するあつぎ飯山桜まつりは市と市観光協会、飯山観光協会が飯山白山森林公園・桜の広場などで行う。30、31日にステージベントなどが行われ、30日は飯山地区の郷土芸能「飯山白龍太鼓」の演奏や「白龍の舞」、子どものダンスチームの演技など。31日には「花音頭」と呼ばれる踊りや「白龍の舞」のパレード、女性20人ほどで担ぐ「さくら輿(こし)」が披露される。
宮ケ瀬桜まつりは、宮ケ瀬水の郷イベント実行委員会が4月6、7日をメインに宮ケ瀬湖畔エリアで開催。6日は子どもダンスチームの演技や、歌手グループ2組の弾き語りなどがある。7日には服部牧場(愛川町半原)による「ふれあい動物園」が開かれる。