神奈川県相模原、小田原両市で29日、桜(ソメイヨシノ)の開花が発表された。ともに昨年よりも2週間ほど遅い。
相模原市では午前中、雨風が吹き荒れる大荒れの天気となったが、午後になって気温が上昇。中央区の気温は午後3時の時点で21.4度を記録した。市消防局は「気温の上昇で花が開いたとみられる」としている。観測史上最も早かった昨年に比べて、2週間遅れの開花となった。
小田原市では、小田原城址公園(同市城内)の桜が“開花宣言”。記録が残る2018年からは最も遅く、最も早かった昨年(3月16日)と比べ、13日遅い開花となった。
同公園はソメイヨシノ約300本が植えられており、開花期間中は30万人以上が足を運ぶ桜の名所。4月6、7日ごろが見頃のピークとなる見通し。