海上自衛隊の最新鋭潜水艦「じんげい」が29日、横須賀基地(神奈川県横須賀市)の第4潜水隊に配備された。性能は通常動力型潜水艦では世界トップクラス。海自として初めて設計時から女性の勤務を想定した「たいげい型」の3番艦で、同基地の潜水艦は11隻となった。
約699億円を投じて三菱重工業神戸造船所(神戸市)で建造され、8日に引き渡された。艦名は「迅鯨」からきており、「海の王者たる鯨が波をけたてて疾走するさまを表現した」(海自)という。じんげいの艦名は、旧海軍時代に潜水母艦(迅鯨)などで使われ、今回で3代目。