神奈川県の湯河原町議会が非公開で開いた特別委員会の議事録公開を求めた市民団体「ゆがわら町民オンブズマン」が、町議会の非公開決定の取り消しなどを求めた2度目の訴訟を巡り、町議会の村瀬公大新議長は3日、控訴を見送ることを決定した。非公開決定を取り消した横浜地裁判決が確定することになる。
町議会事務局によると、3月29日の町議会全員協議会で町議全員が「控訴しない」ことで一致していた。町議会は今後、村瀬議長と調整しながら非公開決定の取り消しについて手続きを進める予定。
同オンブズマンの濱田知子代表は「控訴による無駄な税金が使われなくて良かった。速やかに秘密会の議事録を開封して情報を開示してほしい」と訴えた。