江ノ島電鉄(神奈川県藤沢市片瀬海岸)は19日、本社隣接地に江の島名物「丸焼きたこせんべい」を販売する「江ノ電湘南店」を開店する。鉄道ファンに人気の「日本一の急カーブ」に近く、外観は江ノ電の車両を模した。
定番のたこせんべい(大判千円、半判500円)のほか、江ノ電の車両をかたどった容器にタコ、エビ、シラスの3種の煎餅が入った同店限定の「食べ比べセット」(2千円)を販売する。ドリンクや、夏場にはかき氷など季節商品も取り扱う。
出店する場所は同社の社有地で、目の前にある龍口寺前交差点付近では、半径28メートルと普通電車としては日本一の急カーブを江ノ電が走行する。周辺は電車と車が併走する併用軌道区間で、レトロな雰囲気が漂う街並みと併せて、鉄道ファンの人気スポットになっている。
店舗前には、ボランティアが定期的にコスチュームの着せ替えをしている小鳥のオブジェで江ノ電江ノ島駅前の車止めに並べられている「江のピコ」も飾り付ける。
同社の担当者は「目の前を江ノ電が走る風景と江の島の人気商品のコラボレーションによって、地域のにぎわいを創出する場を提供する」としている。
営業は午前10時~午後6時。水曜定休(祝日の場合は翌日)。