神奈川県は2023年4月1日現在の県内33市町村の職員給与水準を公表した。国家公務員の給与水準を100とした場合の「ラスパイレス指数」は平均99.8(前年比0.3ポイント減)で、国を下回った。県によると、確認できる1999年以降で、県内市町村平均が国を下回ったのは初めて。
全地方公共団体平均の98.8(同0.1ポイント減)は上回った。33市町村のうち、100を超えたのは前年と同じ15市町。最も高かったのは2年連続で座間市の102.9で、全国の市区町村でも3番目に高かった。同市は「団塊世代の職員の大量退職で、若い世代の昇格が早まっている事情があるが、給料表の見直しに向け、組合との協議を進めたい」としている。
以下、葉山町が101.7、海老名市と南足柄市、山北町が101.3、伊勢原市が101.2で続いた。
最も低かったのは18年連続で真鶴町の91.5だった。以下、清川村(93.2)、中井町(94.9)、大和市(95.7)、松田町(95.8)、大磯町(96.1)の順に低かった。