住友不動産(東京都)と大和地所(横浜市中区)は10日、同区の北仲通北地区で建設中の大型複合施設について、ホテルはヒルトンブランドの「コンラッド横浜」、マンションは住友不の最上級賃貸マンション「(仮称)ラ・トゥール横浜」を設けると発表した。両ブランドともに県内進出は初で、2027年開業予定。
同施設は高さ約150メートルで、地上40階、地下2階建て。敷地面積は約9300平方メートルで、延べ床面積は約9万7千平方メートル。1~16階がホテルで、18~40階がマンションとなる。ホテルは大和地所が所有し、運営はヒルトンが担う。住友不は住宅部分を所有する。
ホテルは、ヒルトンのラグジュアリーブランド「コンラッド・ホテルズ&リゾーツ」が設けられる。約48平方メートルのスタンダードルームを中心に、272室を展開。飲食施設4店舗やジム、屋内プール、ウェディングチャペルなどを設置する。またMICE(国際会議などの総称)需要にも対応できる約360平方メートルのボールルーム(大宴会場)なども備える。客室単価は未定としつつ、関係者は「それなりの高価格帯になるだろう」と話す。