J2横浜FCは17日、横浜市保土ケ谷区のLEOCトレーニングセンターで全体練習を公開した。次節は2位長崎戦(21日午後2時・トラスタ)。FW高橋利樹(26)は前線3枚の連係をポイントに挙げ、「そこは個人的な課題。練習からコミュニケーションを取って点を取る形を見いだしたい」と力を込めた。
加入後初スタメンとなった岡山戦で早速ゴール。ここ2試合は無得点も鮮烈な印象は薄まらず、前節藤枝戦でもオフサイドにはなったものの鮮やかなヘディングでネットを揺らした。
「コンディションは問題ないし、点は取れているので悲観はしていない」と意気盛ん。その上で、「まだまだ課されたタスクは全うできていない」と自らに鋭い矢印を向ける。
不足をかみ締めるのは2シャドーとの連係という。加入して1カ月足らずでは当然ながら道半ばで、「真ん中の崩しはもう少し試合を重ねて自分が合わせていければシュートチャンスが増える」。救世主としての期待もひしひしと感じているだけに、結果へのこだわりは人一倍だ。
長崎戦からアウェーでの戦いが続くが、「個人的にはアウェーに強いと思っているので、この連戦で得点を重ねていけたら」と頼もしいストライカー。昇格のライバルとの直接対決を制し、弾みを付けたい。