夜間の移動手段が乏しい神奈川県三浦市で17日夜に始まった一般ドライバーが自家用車を使い有償で客を運ぶ「ライドシェア」の実証実験を巡り、黒岩祐治知事は23日の定例会見で、実験開始から5日間の利用実績が計7件だったと明らかにした。
旗振り役の県や実施主体の同市は実証実験で1日5件程度の利用を想定しており、この水準に達しない滑り出しとなった。知事は「始まったばかりで推移を見なければならないが、(5日間で)7件の利用は非常に少ないと思わざるを得ない」と述べた。市と連携して取り組みの周知を進める考えも示した。