J1横浜Mは23日、横須賀市のF・マリノススポーツパークで蔚山(韓国)とのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第2戦(24日午後7時・横浜国際総合競技場)に向けた全体練習を行った。決勝進出へ点を取るしかない剣が峰。FW宮市亮(31)は「誰がヒーローになるかより、勝つことが大事。チームの勝利のために戦いたい」と誓った。
第1戦では、左ウイングでスタメン起用も無得点。「個々のレベルは非常に高いし、オーガナイズもされている。アジアのチャンピオンに何度もなっているので、余裕みたいなものも感じた」。相手の力量を認めた上でもなお、十分に戦える手応えをつかんできた。
「僕らが押し込めた場面も多かったし、しっかりとマネジメントできた試合だった」。先手を奪ったからこそ緩みが出るのも常で、「逆に僕らは失うものはない。ホイッスルが鳴った瞬間からアグレッシブにいく」。ポイントはいかに早い段階で得点できるかだ。
欧州チャンピオンズリーグ(CL)を引き合いに「ファーストレグ(第1戦)では絶対に決まらない」と宮市。ホームの声援も加わればひっくり返すのは不可能ではないとし、「僕らも意地があるしプライドがある。このままでは終われない」と勇ましかった。