神奈川県は5月3日、「キングの塔」の愛称で知られる県庁本庁舎を5年ぶりに一般公開する。2019年12月に国の重要文化財に指定されて以降初めての公開で、普段は見ることができない知事室や旧貴賓室内などを見学できる。庁舎内外では、国際園芸博覧会やデフリンピック関連の体験会なども行われる。
県庁舎管理課によると、本庁舎は4代目の県庁舎として1928年に開庁した。横浜を代表する近代建築で、幾何学図形を使ったアールデコ装飾や、幻の花といわれる「宝相華(ほうそうげ)」のモチーフが各所にあしらわれるなどした和洋折衷な造りが特徴的という。