沖縄文化を発信するイベント「はいさいフェスタ」が3日、川崎市川崎区のチネチッタ通り商店街などで始まった。今年で21回目を迎え、過去最多の約100店舗が出店。家族連れなどでにぎわい、沖縄の魅力を堪能していた。6日まで。
チッタエンタテイメントと同商店街振興組合の主催。沖縄県外で開催される沖縄関連イベントとしては最大規模とされる。
会場にはグルメや物販などの出店が並び、来場者は沖縄そばやタコライスなど郷土料理を味わっていた。伝統芸能「エイサー」も披露され、太鼓を持った踊り手が軽快に舞いながら力強いばちさばきを見せ、会場から拍手が湧き起こった。
家族で訪れた加藤みどりさん(44)=横須賀市=は「エイサーを見たくて来た。太鼓の音が力強くて、胸に響いた」と満喫している様子だった。
6月9日に創立100周年を迎える川崎沖縄県人会も出店した。同会の金城宏淳会長(74)は「沖縄文化に触れ、沖縄を好きになってもらいたい。県人会がさらに100年後も活動を続けられるように頑張りたい」と話していた。