横浜市中区海岸通の歴史的建造物「横浜郵船ビル」の一帯で進む開発計画について、海運大手の日本郵船（東京都）と三菱地所（同）、鹿島（同）の3社は10日、今月1日から高層ビルの新築工事に着手したと発表した。完成は2027年1月末を予定している。
同ビルは高さ約100メートルで、地下1階、地上21階建て。延べ床面積約7万平方メートルで、横濱ビルの跡地で建設を進める。4～20階はオフィス利用を想定。日本郵船の本社である東京・丸の内の郵船ビルディングは建て替えを予定しており、高層ビルが完成すると、当面、本社機能を移転するという。