「本当に、心から川崎市を愛しています」─。
今季限りで引退するバスケットボール男子のBリーグ1部(B1)川崎のニック・ファジーカス選手のこれまでの功績をたたえる特設展示がJR川崎駅東口地下街「川崎アゼリア」の一画で始まった。24日午前9時まで。
2012年に来日して以降、12シーズンにわたってクラブの顔として“君臨”してきたファジーカス選手。今回の展示では、背番号22のユニホームや33センチのサイン入りバスケットシューズのほか、これまでの戦歴や貢献してきたタイトルが記された巨大パネルを用意した。川崎市民への直筆のメッセージボードも並んでいる。
「いったいどこから書き始めればいいのか…」と記されたボードは見どころの一つ。展示会場を訪れたファジーカス選手は「自分を含め、写真に写っているみんな若いね。皆さんに見てもらいたい」と笑った。
30日には、川崎市とどろきアリーナで引退試合が行われる。チケットはすでに全席完売となっている。