横浜信用金庫は20日の理事会で、春日隆常務理事(60)が理事長に昇格する人事案を決めた。大前茂理事長(73)は代表権のある会長に就く。6月24日の総代会で承認される見通し。生え抜きのトップは64年ぶりとなる。
理事長の交代は2014年以来。7代目の大前氏を含め、歴代は旧大蔵省出身者らが占めていた。23年に創立100周年を迎えたのを契機に新体制に移行する。
春日氏は1987年、日本大を卒業して入庫。つきみ野、駒岡各支店長、秘書室長、市場支店長、常勤理事を歴任し、2022年6月から現職。横浜市出身。