サッカーのポルトガル2部・オリベイレンセでのシーズンを終えた元日本代表FW三浦知良(57)が21日、羽田空港着の航空機で帰国した。「出場機会やゴールにこだわって戦ったが、チームとしても個人としても厳しいシーズンだった」と総括。オリベイレンセへの残留は「ゼロではないが、可能性は低い」とした上で、「たくさんの選択肢があるわけではない。決める条件は自分の中にはあるので、しっかり休んでから考えたい」と語った。
プロ39年目は公式戦6試合に出場し、ノーゴールに終わった。「悔しさがほとんどだった」と唇をかみながらも「それも含めて向こうで挑戦できる、戦える状況にいる自分を幸せに感じた。素晴らしい仲間とも出会えたし、大きな経験ができた1年6カ月だった」とポルトガルでの2シーズンを振り返った。
40年目の来季に向け「大したもんだよ、カエルの小便ですね」と笑い、「あっという間にここまで来た。世界中の人からサインを書いてほしいという手紙が来る。そういう人のためにも次こそはゴールを届けられるようにやっていきたい」と意欲を示した。